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八ッ場ダム 地元住民とは一体誰なんだ?

2009/09/24

今日、前原国土交通大臣が八ッ場ダム予定地を訪れたというニュースが、
テレビで大きく報道されている。
 
前原大臣は、群馬県知事や長野原町長などと会い、「地元の皆さまには
ご迷惑をおかけし、申し訳ございません」と頭を下げる姿が映し出された。
 
地元の住民との話し合いが予定されていたが、「中止撤回」を表明しない大臣とは
会えないとして住民からボイコットされ、委員長という肩書きの「地元代表」が、
中止を撤回するよう要請文を手渡すだけに終った。
 
しかし、今日の前原大臣の現地視察の日程や、「地元有力者」によるボイコットは
地元の一般住民には知らされていなかったと言う。
よく気をつけてテレビを見ていると、画面に出てくる「地元住民」というのはほとんど
同じ人たちだ。ボイコットした人たちも、この人たちだ。
 
ダム建設の話が起きてから50数年。激しい反対運動が国によって切り崩され、
「ダムありきの地元再建策」で懐柔されていく中で、絶望し、あるいは疲れ果て、
あるいはダムに疑問を抱いて多くの住民が地元を離れて行った。
この人たちには「補償費」は一切払われない。
ちなみに、この「ダムありきの地元再建策」を提示した国は、手の平返しを連発し、
たびたび住民を裏切って今に至っている。
住民を翻弄し、苦しめてきたのは、他でもない、今いかにも住民側にたっているように
見せている自民党と国交省だったではないか。
 
今夜の10チャンネル「報道ステーション」で、われらが嶋津輝之さんが登場。
「地元からは、『ダムはないほうが良い。故里の自然を壊してほしくない。』という声も
多く寄せられている。そういう声なき声が、圧力によってなかなかオモテに出てこない」
と指摘した。
マスコミや推進派が「地元住民」と言う場合、それが全てを代表するわけでは決して
ないのだ。
地元住民とは一体誰なんだ!
 
地元住民と言うのなら、私たち佐倉市民も、八ッ場ダムに関しては立派な「地元住民」
と言えるのではないか。
なぜなら、八ッ場ダムは佐倉市民のライフラインである「水道水」と切っても切れない
関係にあるのだ。
 
現在の佐倉市の水道水↓
おいしい地下水 65%  まずい利根川の水 35%
 
八ッ場ダムが完成すると↓
おいしい地下水 25%  まずい利根川の水 75%
 
このように、八ッ場ダムが完成すると、佐倉市の水道水は地下水が大幅に減らされる。
その理由は、千葉県の地盤沈下対策にある。
佐倉市は40数年前に「地盤沈下地域」に指定されており、地下水を汲み上げると
地盤沈下が促進されるという理由で、八ッ場ダムが完成した暁には現在33本ある井戸のうち、25本も閉じられてしまい、利根川からの水を強引に買わされるのだ。
 
しかし、地盤沈下は昭和40年代~50年代の経済成長期に、工場が盛大に地下水を汲みあげたことにより起きた現象である。現在、佐倉周辺では地盤沈下は沈静化。ここ数年は毎年2センチ程度の変化しかなく、誤差の範囲だと言われている
「佐倉の銘水」とうたわれてきた豊富な地下水。このせっかくの自然資源を、上手に使い続けることが、これからの持続型社会の生きる道ではないか。市民にアンケートを取っても、90%の人が地下水を減らすことに反対している。
 
しかも、八ッ場ダム建設負担金が水道料金に跳ね返り、今の料金の1.5倍になると市議会でも答弁があった。佐倉市民にとっては踏んだり蹴ったり。八ッ場は決して遠い群馬県の話ではなく、200キロ離れた私たちの日常に深く関わる大問題なのである。
 
確かに、生活そのものが八ッ場ダムにかかっている地元住民の方々の苦悩は、マリアナ海溝よりも深く重い。しかし、だからと言って、話し合いさえもボイコットしてしまうとは、開ける道も開けないではないか。
前原大臣が「決してあせらず、ひざづめで話し合いたい」と言っているのだから、ぜひとも話し合いのテーブルについて欲しい。


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06:17 八ッ場ダム

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