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映画『アメリカばんざい』を観る 

2009/06/22

県ネット平和部会主催で映画「アメリカばんざい -crazy as usual-」上映会が開かれた。激しい雨にも関わらず、40人以上の方が来場。

タイトルは、若者を軍隊に送り出すときに叫ばれる言葉。
戦前の日本でも、「天皇陛下、ばんざーい!」と叫んでいた。

crazy as usual  

映画は、藤本幸久監督が2年間アメリカを取材して、軍隊という組織がいかに人間性を破壊し、戦場体験がいかに人生を狂わせていくかを克明に描いている。

24歳の若者が二人出てくる。パブロは18歳で入隊。横須賀基地時代に日本人女性と知り合い結婚。イラクで仲間が目の前で吹き飛ぶ戦場体験。帰還後、再派遣命令を拒否し、禁固刑と重労働刑を数ヶ月受ける。現在は、高校を回って「軍隊入隊をやめるよう」説いて回っている。

もうひとり、ダレルは高校時代スポーツ万能、女生徒にモテモテ。しかし、陸軍入隊、イラク派兵で人生は一変。深刻なPTSDに悩まされ、二度目のイラク派兵を拒否し、カナダへ逃亡。母親が見せる彼の子ども時代からの写真が強烈な印象を残す。18歳まで、毎年撮られるダレルの写真はきらきらした瞳がまぶしいナイスガイ。ところが陸軍入隊後の写真では、別人のような悲しい瞳のダレルが写っている。カメラの前に立つダレルの瞳は、悲しみだけではなく、戦場で体験した極度の恐怖と警戒心を宿していた。

アメリカでは、戦場からの帰還兵の多くが半年でホームレスになるという。職もなく、PTSDで人とのつきあいも困難。お定まりのドラッグとアルコール漬けの日々。あっと言う間にホームレスというわけだ。そのホームレス同士で殺人事件までが起こる。人間性を剥奪された犠牲者同士が殺しあうなんて、軍隊組織の本質が引き起こす悲劇である。

衝撃的な場面は、入隊直後に行われる最初の「人間性剥奪」だ。
新兵たちにわざと家族に電話をかけさせ、アジも素っ気もない文章を大声で叫ばせる。

後ろに控えた上官が、「叫べ!叫べ!もっと大声で!」と怒鳴り続ける。
涙声になる若者におかまいなしに罵声がとぶ。かけられた家族も大ショックだろう。
その後も、激しい罵倒と叱責を繰り返しながら、軍隊の訓練が続いていく。
単調な、しかし、苦しい「ささげ!銃!」と言った訓練。
バリカンで頭を丸坊主にされる若者たち。一筋の涙を流した青年が強烈な印象を残す。

こうして、心から人間らしい優しい感性をはがしとり、無機質の兵士の心を作っていくのだ。
そうしないと、敵を殺すことなどできないのだから。
この訓練風景だけでも、よく撮影許可が得られたなと思う必見のシーンだ。

そして、見終わって気づくのだ。これは他国の話しではない。対岸の火事ではない。
戦争と共に生きているのはアメリカだけではない。
アメリカと一心同体になって軍事を進めるための「新・新防衛大綱」がもうすぐ出来る。

病める戦争大国と手と手をつなぎ、日本はすでにイラク戦争に加担している。
経済状態はますます悪化。自衛隊は就職難の若者をねらっている。
ああ、あやうい、あぶない。

映画としてはかなり退屈。1人へのインタビューが長すぎ冗長に走る。もう少し編集を考えたほうが良かったかな。あと、全体的に客観性をもったコメントが欠落しているのも気になった。

それにしても、森田知事、共産党の小松県議の代表質問の最後にこう答えたのだ「戦前の教育が間違っていたとは思いません」
こんな危うい思想の持ち主が知事としてまかりとおる日本が、いつか来た道へ転がり堕ちる日も近いのではないか。ああ、空恐ろしい・・・

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05:53 人権と平和

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