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牛久の入管:法の名のもとに行われる人権侵害

2010/04/09

宿題(原稿書き)に追われ、ブログが更新できなかった。書きたいことは山ほどあるのに…
で、書きたいが、何から書けばよいのか分からない、あまりにも衝撃的でヘビーだった体験を…

4月6日(火)、難民支援に取り組んでいるポレポレ佐倉のUさんとSさんの案内で、牛久にある東日本入国管理センターに収容されている外国人の方々に面会に行った。県ネットの千葉市議長谷川弘美、平和部会の大野和佳子も同行。

外国人が不法滞在として収容される施設は、ここ牛久(東日本)、大阪茨木市(西日本)、そして長崎県大村市の3か所にある。ほとんどの日本人が生涯知ることのない「隔絶された闇の世界」でもある。

ゲート前
人里離れた場所にひっそりと建つ。意外にデカイ。人の気配がしないのが不気味。

牛久センターの門を入ると緊張感が走る。
面会の手続きはとても面倒だ。書類に面会相手一人に対し1枚ずつ書かねばならない。時間は1回30分。面会するほう、されるほう、両方とも1度に5人まで入室可能。かなり待たされて入った面会室は狭く、アクリル(?)板でさえぎられているため、声が非常に聞きづらい。

まずは最初の面会相手のイラン人Tさん。
政治的トラブルに巻き込まれ、日本に来たが難民認定されないまま、日本人女性と結婚して千葉市に住んでいた。一度だけ貧しさから麻薬売買に手を染め、刑務所に入った。刑期は終えたのだが、不法滞在として収監されている。Tさんは何とも言えない絶望的な瞳をしていた。

「食事、待遇、すべての点でここは刑務所よりひどい」
「窓は高いところにはめ殺し。空しか見えない。1日わずかの運動時間のときだけコンクリート塀に囲まれた中庭に出られる」
「ここにきて、からだ具合が非常に悪くなった」
何が一番望みですかと私が聞くと、「自由がほしい」と一言… 

2回目の面会は5人のイラン人と。
その中の一人が、私の目を見据えてすがるように言った。「何をしてくれますか?」
私は胸を衝かれ、返す言葉もなかった。

口々に待遇のひどさを訴えられた。
「一部屋5人で、トイレットペーパーは1日1ロールだけ。取り合いになることも」
「たたみの部屋はダニが出るのでつらい」
「食事はわけのわからないぶっかけ飯で、ものすごく不味く変な臭いがする。体重が20キロも減った」
「医者は台湾の女医ひとりだけで400人を診ている。薬を一度に30日分出すものだから、知らずに飲んでしまって大変なことになったものも多い。手が震えたり、みんな体を悪くしている」
「自分は北海道に住んでいて、ここに収容された。妻はとても旅費が高くて面会に来れない。弁護士を雇うお金もない」
「暖房が3月末で切られたので、とても寒い」(実際、この日は快晴だったにもかかわらず、室内は私たちも震えるくらい
寒かった)

収容施設 
700人定員で現在は400人がこの閉鎖空間で暮らしている。

ここを出られるのは、「仮放免」と「本国へ強制送還」の2ケースだけ。「仮放免」には100万~150万円のお金が必要。しかし十数万円で出られるケースもあるとか。
要するに基準は何もなく、金額はセンター長の胸先三寸で決まってしまうのである。いずれにしても、収入もない彼らがお金を調達するのは不可能だ。出られたとしても仕事には就けないし、1か月に1度東京の入管事務所に出頭して書類を申請しなければならない。常に監視され、出頭を怠ると即、再び収容所に入れられる。永久に気の休まることがないという。

もっと悲惨なのが「本国へ強制送還」のケースだ。 もともと本国で反政府運動にかかわったり、いづらくなって出てきた人々だから、本国の空港に着いたとたんに逮捕され、 命を奪われる人も少なくない。 強制送還が決まった収容者が連れ出されるときは、泣き叫び抵抗するので大変悲惨な状況だという。そりゃそうだ。死刑執行に等しいのだから…
最近では、強制送還のため成田空港へ送られる収容者が、じゅうたんにぐるぐる巻きにされて運ばれ(多分抵抗を防ぐため?)
成田に着いたら、すでに死亡していたという事件が起きた。

また、自殺者も出ている。
日系ブラジル人の25歳の若者が、ビニール袋を割いてつなぎ合わせ、首をくくったという。
あとには、若い妻と幼い子どもが残された。

面会を終えてから、総務課に聞き取りに行く。
応対してくれたのは若い職員。何を聞いてもほとんど「それは自分の所管ではないので分からない」。一番気になる医療体制のことも聞いたが、はっきりとは分からない。健康診断はどうやらしていないらしい。この人たちは、収容されている外国人を「人」ではなく、「物」としてしか見ていないことがよく分かった。

私はたまらず聞いた。
「あの方たちは、そんなに悪いことをしたのですか? あれほどひどい目に合うような犯罪を犯したのですか?」
若い職員は冷たい目で答えた。
「不法滞在が法を犯していることだと、ご存知ですか?」

そんなことは分かっている!
だからと言って、日本という法治国家がこれほどの人権侵害を行っていいのか! それを聞いているのだ!いまや民主党の千葉景子が法務大臣で、社民党の福島瑞穂が内閣にいるのだから、なんとかならないものか。社民党の保坂展人さんは、さすが、以前からこの問題に取り組んでおられる。

『保坂展人のどこどこ日記』2006年より
2月3日「在日イラン人の悲鳴、強制送還の日に起きたこと」

2月4日「入国管理局長に抗議、意見交換へ」

ブログ『福島みずほと一緒に国会へ行こう!』より
2006年2月3日「入管局長への申し入れ」

この問題は国会が動かなければどうしようもないだろう。しかし、「票」にならないから誰も関わろうとしない。保坂さんのような行動力のある人に、再度人権派議員として国会に戻ってもらう必要が、絶対にある。
面会を終えて門の外に出てみると、満開の桜並木。

桜並木 

収容されている人たちは、この美しい眺めを全く見ることはできないのだ。
そう、考えると、更に辛さが増した。

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13:47 ネット活動

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