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つまづきの石:森田知事の教育施策

2010/02/21

2月20日(土)市川市で開かれた「教育の今後を考える集い」に出席。三宅晶子さんがメインのお話。ドイツと日本の戦後社会をとおして私たちの現在を考える」私がサブのお話。「どこに向かう?千葉の教育」

三宅さんの「ドイツ・フランス共通歴史教科書」を使ってのお話が、日本とドイツの戦後教育の違いがはっきりと分かって面白かった。ドイツは「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在にも目を閉ざすことになる」ことを肝に銘じ、ユダヤ人、ロマ(ジプシー)の人々、同性愛者などを虐殺した自らの歴史を心に刻み込む教育を続けている。

私も数年前、ネットの平和部会主催のツアーでドイツ・ベルリンに行った。その時の最も強烈な記憶は、ふたつの石「大きな石」と「小さな石」であった。

記念碑 

「大きな石」とは、ブランデンブルグ門のすぐ近く、巨大な石のモニュメント群「虐殺されたユダヤ人追悼記念碑」である。まるで、映画「2001年宇宙の旅」に出てきたモノリスが、人類の蛮行に怒りをもって幾百となく宇宙から再び舞い降りて来たような気がして、しばし呆然と立ちすくんでしまった。歴史の負のモニュメントを、市内の一等地に建ててしまうドイツの人々の真摯な反省と潔さ。日本人に一番欠けているものではないか。

つまづきの石 

「小さな石」は、ベルリンの町の舗道のあちこちに埋められた、10センチ四方の「つまづきの石」である。石の表面には金属プレートが貼られ、こんな文字が刻まれている。「ここに住んでいた○○(名前)は、18××年に生まれ、194×年に△△(収容所名)に移送され、▲▲(死亡場所)で殺害された」生活から遠く離れた場所に追悼碑を建てるのではなく、収容所に送られるまで、その人が住んでいた家の前に石を埋めるというアイデア。強制移送や虐殺は決して特定の人々が特定の場所で行ったことではなく、日常の暮らしの中から生まれ、増幅していったのだと、小さな石は静かに語っていた。

そして、日本の今。
大東亜戦争の美化、正当化を声高に叫ぶ声が、地獄の釜の蓋が開いたように、地底からグラグラと沸き起こっている。過去の血塗られた歴史にふたをし、日本は美しい、日本は正しい、戦前の偉人に学ぼう!と叫ぶ声が…森田知事の進める「愛国心・道徳心」強化の教育施策が、その一翼を担う目的があるのではないかと、危惧する声も大きい。

その森田知事の教育観がある程度具現化したものが、千葉県教育振興基本計画である。昨年後半開かれた、森田ヨイショの観がプンプンする「千葉県の教育を元気にする有識者会議」は予想通りの提言を出した。道徳と愛国心の強化、親学の導入、武道の奨励、トップをめざせ!そこには「憲法を守る」も、「平和教育」も皆無。ドイツのように、「真実を学び、そこから主体的に自分が何をすべきかを考える」教育観とは正反対である。

新年度予算では、新規事業として「道徳教育推進プロジェクト」200万円が計上された。たかが200万円。されど200万円。ドイツとは逆方向の「つまづきの石」としては十分な額ではないか… あああ


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20:09 市民活動

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