▶旧ブログのシステム変更のため、こちらに新ブログを移行しました。 →【旧・県県Go!Go!】アーカイブはこちら
▶当ブログ内に掲載されているすべての文章の無断転載、転用を禁止します。

スポンサーサイト

--/--/--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

FC2Blog Ranking ←千葉の問題をより多くの人に知ってもらうため、クリックで応援してね!

--:-- スポンサー広告

八ツ場ダム:出た! 不当判決!!!

2010/01/20
今日は八ツ場ダム住民裁判の判決が千葉地裁で出される。

私たち住民は午前11時過ぎに集まり、県庁前でチラシ配り。マイクがなぜか不調(信号と関連がある? 妨害電波?)で、武笠さんが肉声で「本日午後1時より千葉地裁で八ツ場ダム裁判の判決が言い渡されます」とアピール。マイクよりも大きな声で30分間叫び続けた。人間拡声器?!

午後12時半、裁判所前はすでに傍聴希望者の列が・・・90人定員の法定に入りきれないほどの人が集まり、抽選が行われた。くじ運の悪いはずの私はさいわい「当たり!」。

いよいよ裁判長が登場。運命の瞬間が!裁判長が判決要旨を読み上げる。
耳で聞いても意味がよくわからない。
「・・・・は、不適法であるとして、却下する」
「訴訟費用は原告が支払うものとする」
えっ? えっ? えっ!!! これって全面敗訴?!

判決言い渡しそのものは数分で終わり、私たち住民は裁判所の前に移動して、「旗出し」を待つ。事前に準備した「旗」は、「全面勝訴」「一部勝訴」「勝訴」「不当判決」の4種類。判決後、直ちに判決文の「解読」作業に入った弁護団がどの旗かを決定し、旗だし役の近藤弁護士が掲げて飛び出してくる手筈になっている。

その「旗」がなかなか出てこない。やきもきしながら、みんな裁判所の前でたたずむ。 

裁判所前 
八ツ場の旗の前で吉川さんと。

待つことしばし。ついに近藤さんが飛び出てきた。あああ、やっぱり「不当判決」の旗だ・・・ 

旗だし 

マスコミもたくさん集まり、旗の写真を一斉に撮っている。 

マスコミ 

入江さんと村越さんは弁護団とともに記者会見に。私たちは県ネットの会議室に移動して「怒りの報告集会」を開いた。 

報告集会 

弁護団のうち菅野、広瀬弁護士が駆けつけてくれ、判決要旨を解説してくれる。「東京裁判の判決文をそっくり引き写しただけの、きわめて不当な内容です」とのこと。昨年、1都5県のうち最初に判決が出た東京裁判の判決文そのままだというのだからあきれかえる。東京の定塚裁判長は典型的な「ヒラメ判事」。つまり目が上についていて、上ばかり見ている。あんのじょう、この判決文を書いた直後に官僚としてはトップクラスの地位にご栄転あそばした。

司法の世界もヒラメばかり。東京のエリート裁判長が出した判決文をなぞっておけば、出世は保障される。続く前橋、水戸、そして千葉。ほとんど「コピペ」の判決文が続いたという次第。

さて、その判決文のひどい内容だが、あとから合流した島田、山口、中丸、植竹、拝師、西島、及川弁護士が次々と怒りで顔を紅潮させながら解説をしてくれた。それらをまとめると・・・

判決文「千葉県が国に対し、八ツ場ダム使用権設定申請を取り下げることを怠ったことは違法である」とする住民の主張は、使用権は財産に当たらないので、住民訴訟の対象とはならないから、却下する。

コメント:使用権は立派な財産である。また、国が勝手に決めた無駄な公共事業をやめるよう直接国民が争うことが、
現在の法律では不可能である。「負担金」を差し止めることしかできないが、この判決のように、司法は常に国の味方であるので、住民が勝つのは相当困難である。

判決文「利水については、平成13年の県の水需要予測が明らかに不合理な推計であると認めるのは困難である」「平成20年の予測が明らかに不合理な推計であるとは認められない」

コメント:千葉県の水需要予測は明らかに過大。これは統計で明らかになっているので、裁判所も否定できないのに、
それを「不合理な推計であるとは認められない」という言葉でお茶を濁している。はっきりと「適正な推計である」 と言えないところに、苦しい言い訳がある。

一言でいえば、「いくら水が余っていようと、いつか水が足りなくなるかもしれないから、いいんだよ」これでは、なんでもありの世界。やりたい放題の行政を認め、追認する裁判官の姿勢は、「最小のコストで最大の効果を」という、地方自治法が定める地方公共団体の責務を無視したトンデモナイ判断。

判決文「治水については、計画流量である22000㎥が明らかに不合理だと判断することはできない」

コメント:「国は22000の根拠を資料として出せないでいる。22000ではなく、16750しかないと認めて いるのに、上流部分でもし将来治水工事がされ、氾濫がなくなって水が全部利根川を流れるようになるかもしれない。そのときは22000になるだろう、という屁理屈。これも「もし」を前提とした何でもアリの論理であり、河川法 63条「支出には、著しい利益がなければならない」とする趣旨に反している。

そのほか、

今回の判決は、コンクリートから人へと政治は変わったにも関わらず、相変わらず公共事業の在り方を一切考慮せず、住民に背を向けた談合判決である。

クソ判決! 水漏れ判決! 欠陥判決! 堀内裁判長は逃げた!
水道は地方公営企業法に基づき独立採算制でやっているのだから、料金適正化を図らねばならないのに、水源にどんどん金をつぎこんでいる現状はおかしい。

結局報告集会は2時間半に及び、質疑もたくさん。最後は全員で写真撮影をし、みんなで再度力を合わせて高裁へ控訴しようと誓い合った。行政訴訟で住民が勝つことは極めてむずかしい。今回、その扉をこじあけることはできなかったが、鍵の開け方が見えてきた。メキシコのことわざにある。「最悪の事態は、よりよい状態への準備期間である」

このあと、弁護団と私たち「八ツ場ダムをストップさせる千葉の会」の幹事でごくろうさん会を開いたが、「負けたのは悔しいけれど、またこのメンバーで一緒に戦えるのは本当にうれしいね」と気合を込めた。

無償でがんばる弁護士さんたち。高額の負担金をになってくれる原告の方々。オールボランティアでこれからもがんばるぞ!!! 

FC2Blog Ranking ←千葉の問題をより多くの人に知ってもらうため、クリックで応援してね!

06:26 八ッ場ダム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。