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地すべりで、コストもすべる八ッ場ダム

2010/01/13
昨日のTV「報道ステーション」が、八ッ場ダムの地すべり問題を取り上げていた。
 
八ッ場ダム現地の地盤の脆弱さは、以前から私たちも指摘して来た。2万4千年前、浅間山の大噴火で、吾妻川流域に大量の岩屑が降り積もってできた地盤なので、大変もろいことを専門家も認めている。現在八ッ場ダム周辺では22箇所の地すべり危険地帯が指定され、そのうち、国交省が地すべり対策を実施するのは、たったの3ヶ所。それも極めて簡単な工事だそうな。
 
地すべり 
(図)ピンクが地すべり危険地区。黒丸が対策工事実施箇所。
 
京大名誉教授の奥西一夫さんが番組に出ていたが、「八ッ場は地すべりのデパートみたいなもの。いろんなタイプの被害が起きうる。ここは絶対ダムを作っちゃいけない場所」と指摘した。危ないのは、ダムの水位を下げるとき。水位の変動が地下水脈を通じて地殻変動を起こし、地盤に亀裂が入ると言う。八ッ場ダムは夏季に、洪水対策のため、水位を28メートル以上も下げる・・・
 
典型的な例が、埼玉県の二瀬ダム。
夏季に潅漑のため水位を41メートルも下げるという。毎年繰り返されているうちに、周辺の住居で深刻な事態が起き始めた。地面にヒビが入り、家が傾く。補修に追われ、住民は働いて得た金をつぎこむことに。国からの補償は一切なし。
 
二瀬ダムから1キロ離れたところにある滝沢ダム。ここも地すべりが起きている。国は心配する住民に「コンクリートで固めるから、大丈夫だ」と言い放ったそうだ。地滑り対策に工事費がかかり、結局当初予算610億円が2320億にまで膨らんだ。4倍近くも増額したことになる。
 
これで驚いていちゃいけない。もっとすごいのが、奈良県の大滝ダム。
2002年に本体が完成し、試験湛水を開始。すると周辺居住区に地滑りの兆候が現れ、白屋という集落が全戸移転をせざるを得なくなった。いまだに水を半分しか溜められない「欠陥ダム」である。建設費は当初の230億円が、なんと、16倍の3640億円!
 
再び八ッ場ダムに戻ると、奥西教授が、「建設費4600億円は、地すべり対策のため今後2倍に膨れ上がるだろう」とコメント。ヒエーッ、いわんこっちゃない。しかも、現地の住民はダム賛成派も「地すべり」のことは、みんな暗黙の了解だろうという。これじゃあ、泥船に乗ったまま、いつ沈むか分からないのに、船上で宴会をやったり殴り合いをしたりしているのと同じじゃないか!
 
最後の奥西さんのコメントがとどめの一発・・・
「ダムは完成したあとも地すべり対策で公共事業が潤うようになっているのです。
小さく産んで、大きく育てる、ということです」 あああ・・・

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11:45 八ッ場ダム

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