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8年間ありがとうございました。またお会いしましょう!

2011/04/29
とうとう4月29日が来てしまった。
新しく当選した、友子さんと入江さんは明日30日からの任期となる。
 
先日、新会派の打ち合わせに参加するため久しぶりに県庁を訪れた際、名札掲示板の自分の名前を押そうとしたら、ない! ないったら、ない!
いつもの場所には何も書かれていない白い札が… 吉川さんのはまだあるのに。
そうだ、自分は既に失職していたのだ、とそこで気が付いた。
4月17日、市議選に立候補の届け出をした時点で失職をしているのだった。
 
そこで、このブログ「県県ゴ―ゴ―」も本日をもっておしまいとなる。
最後のブログ。今、一番気になる福島の子どもたちのことを書きたいと思う。
 
高木文部科学大臣は4月15日、福島県の学校内の放射線量の基準を年間1ミリシーベルトから、なんと20倍の20ミリシーベルトに引き上げた。理由は「基準が1ミリのままだと、子どもたちに学校を頻繁に移動させることになる。それはできない」おい、おい! 子どもたちの命より、行政の都合のほうが大事なのか!?呆れてものが言えぬ。
 
この20ミリというのは、国際放射線防御委員会(ICRP)が2007年に出した勧告に基づいたもの。しかし、これは対象が「大人」なのだ。
しかも、ICRPのいう20ミリとは、「ここまで被ばくしてよい」という値ではなく、「これ以上は絶対に被ばくしてはいけない」という上限値なのだ。
子どもは大人に比べて放射線の影響を受けやすいというのは、もはや常識。
ICRPの示した参考レベルの上限値、つまり大人でも「これ以上は絶対に被ばくしてはいけない」という線量限度を子どもの基準にするとは、福島の子どもたちはどうなっても良いというに等しい。
 
当然のごとく、福島県内のお母さんたちの間で不安が広がっている。
「子どもたちを放射能から守るための集会」が県内で開かれているが、一刻も早く子どもたちを安全圏に避難させたい、学童疎開させたい、という声がいっぱいだと言う。
 
「福島老朽原発を考える会」(略称「フクロウの会」)のホームページには、保護者の不安な声がたくさん書き込まれている。一例を紹介。
――――――――――――
白河市に住む母親です。
PTAに対して、ネットで探した色々な資料をプリントアウトし、教頭先生にも渡してもらいました。
(年間1ミリ公衆被曝限度の話しやチェルノブイリでは年5ミリで移住など)
子どもが、明日、学校で50m走を屋外でやるそうです。理科で屋外活動もするというのでです。
運動会もやるそうです。
教頭先生は資料は読まなかったのでしょうか!知らないフリをしているのでしょうか。
先週の土曜日広島大の先生が来て話しがあったそうですが、全く問題ないと!
世の中には自然界からも大量の放射線をあびているといわれたそうです。
ホコリで吸い込む内部被曝は?PTA会長に渡した資料は役に立たなかった。
うちの子だけ転校も考えました。
でも、それでは子どもがあまりにもかわいそうではないですか?
子どもに何の非があるのですか?
広報白河にも堂々と「毎時20マイクロでも問題なし」と書かれています。誰も疑問を持ちません。
―――――――――――――――
本当にいても立ってもいられないお母さん方の叫びが聞こえてきそうだ。
この、福島のこどもたちを見殺しにする文部科学省の「子どもに対して20ミリシーベルト」の撤回を求める要請への緊急署名がネットで行われている。皆さま、ぜひご協力を!
以下、その詳細。
 
★ネット署名の要求項目は2つです。これに対する回答を求めます。
・子どもに対する「年20ミリシーベルト」という基準を撤回すること
・子どもに対する「年20ミリシーベルト」という基準で安全とした専門家の氏名
を公表すること
 
★ネット署名は、第一次集約分で3万3千を超えました。すごい勢いで広がって
います。まだ署名を受け付けています。最終締切は4月30日(土)23時で
す。よろしくお願いします。
 
 
以上で「県県ゴ―ゴ―」はひとまず終了です。
また、いつか、ひょっとしたら「佐倉市ゴ―ゴ―」なんて名前でお目にかかる日が来るかもしれません。
皆さま、長い間のおつきあい、本当にありがとうございました。
 
                      大野ひろみ
 
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