千葉県の教育を○○にする有識者会議の第3回が開かれました
森田知事肝いりの「千葉県の教育を右傾化させる、もとい、元気にする有識者会議」の第3回目が本日開かれた。宮本委員を除き、座長の木村治美をはじめ、ほとんど全員が「道徳教育」の強化を叫ぶ時代錯誤の委員会である。
今の子どもたちには何よりも「徳育」が必要であり、その親もモンスターペアレントなどが跋扈するおりから、親自体にしっかりと「道徳や規範」を教えなければならない。と次々と声があがる。なんと単純で幼稚な議論であろうか。本来の「教育」とはこんな薄っぺらなものではないはずだ。
中でもひときわ異彩を放つのが、日本大学教授の百地章氏。毎回過激な戦前回帰の「愛国心教育」の必要性を熱心に説き、傍聴者の肝胆を寒からしめる御仁だ。
今回も見事にやってくれました。
「今の子どもに道徳を説くには、具体的な人物像が必要だ。正直者ワシントン(例の桜の木の話?)、忠犬ハチ公、ソクラテスに吉田松陰、ナイチンゲールにリンカーン。こういう素晴らしい人物(イヌもいるけど・・・)を教材にしたのが他でもない『戦前の修身の教科書』である。かの八木秀次氏も絶賛しておられる」
うへぇ、修身ですかぁ。千葉県議会でも修身の中の「教育勅語」が大好きで、議会で毎回こればっかり質問するウヨクなお方もおられるが、ついに堂々と有識者会議でも浮上してきたのか。しかも、八木秀次の名前まで挙げるとは、千葉県教育委員会が「新しい歴史教科書」を採択する日もそう遠くないかもしれない。くわばら、くわばら。
これが修身の教科書の1ページ。↓
「め○ら」などと堂々と書ける時代だったのね。
もう1枚。
日清戦争で、死んでもラッパを離さなかった忠君の兵士。
そうか、百地さん、リンカーンのあとに、木口小兵の名前を言いたかったんだな。