民主党のマニフェスト ざっと読み
2009/07/28
昨日、民主党がマニフェストを発表した。
早速インターネットでダウンロードしたが、表紙にギョギョギョ。
大きな目ん玉でこちらをにらみつける鳩山氏のドアップ写真である。
ちょっとひるみながら、ページをめくる。
あった! 八ッ場ダム中止。
「ストップ八ッ場ダムをマニフェストに盛り込む」よう、国会の民主党議員を訪ねて、必死で依頼したのを、昨日のように思い出す。
自民党は民主党のマニフェストを「ばらまきだ!」と非難しているが、よく言えたもんだ。昨今の麻生首相の「ばら撒きぶり」は、それこそバケツの底をひっくり返したようではなかったか? 08年度補正1次、2次、09年度予算補正、これらを合わせると、実に27兆円。 これだけのお金を「景気対策」と称し、数ヶ月で一気にばらまいたのである。 しかも、これらの財源は、19兆円が国債発行、8兆円が埋蔵金とされている。 借金を19兆円も増やして、おまけに、もうすぐ消費税を上げて元を取ろうという魂胆。 ばらまきの内容も、本当に困っている人をすくい上げるにはほど遠い、場当たり的な経済対策にとどまっている。
民主党のマニフェストは、まだ詳しく読んでいないが、費用と期日を明確にしており、好感が持てる。自民党が切り捨てた生活保護の母子加算を復活させ、市民ネットが主張してきた「父子家庭への児童扶養手当」も支給。おっ、後期高齢者医療制度も廃止! 当たり前だよね。
日米関係は、イラク給油活動を復活させたり、日米地位協定など、アメリカ側にかなりおもねた内容になっている。しかし、小澤前代表が「アメリカ軍は第7艦隊以外は全廃だ」と発言した途端、西松建設事件という理不尽な業火で焼かれたことを考えると、アメリカから何かの圧力がかかり、ここで再びアメリカの仕掛けた地雷を踏むわけには行かないと判断したと思われる。
気になる「憲法改正」は、「国民の自由闊達な論議を」という表現でお茶を濁している。 しかし、「憲法とは公権力の行使を制限するために主権者が定める根本規範である」 という極めて重要な憲法の定義を明記し、「決して一時の内閣が、その目指すべき社会像やみずからの重視する伝統・価値をうたったり、国民に道徳や義務を課すための規範ではない」としている。
千葉県民が「一時の知事」によって、「道徳や義務」を課されようとしている今、これらの文言は極めて重大。その「一時の知事」は、「逆境力」などという意味深なタイトルの本を出したという。
そんな本を書くヒマがあるのなら、もちっと県政のことを勉強して、県議会でまともな答弁をするくらいの努力をしてほしい。
早速インターネットでダウンロードしたが、表紙にギョギョギョ。
大きな目ん玉でこちらをにらみつける鳩山氏のドアップ写真である。
ちょっとひるみながら、ページをめくる。
あった! 八ッ場ダム中止。
「ストップ八ッ場ダムをマニフェストに盛り込む」よう、国会の民主党議員を訪ねて、必死で依頼したのを、昨日のように思い出す。
自民党は民主党のマニフェストを「ばらまきだ!」と非難しているが、よく言えたもんだ。昨今の麻生首相の「ばら撒きぶり」は、それこそバケツの底をひっくり返したようではなかったか? 08年度補正1次、2次、09年度予算補正、これらを合わせると、実に27兆円。 これだけのお金を「景気対策」と称し、数ヶ月で一気にばらまいたのである。 しかも、これらの財源は、19兆円が国債発行、8兆円が埋蔵金とされている。 借金を19兆円も増やして、おまけに、もうすぐ消費税を上げて元を取ろうという魂胆。 ばらまきの内容も、本当に困っている人をすくい上げるにはほど遠い、場当たり的な経済対策にとどまっている。
民主党のマニフェストは、まだ詳しく読んでいないが、費用と期日を明確にしており、好感が持てる。自民党が切り捨てた生活保護の母子加算を復活させ、市民ネットが主張してきた「父子家庭への児童扶養手当」も支給。おっ、後期高齢者医療制度も廃止! 当たり前だよね。
日米関係は、イラク給油活動を復活させたり、日米地位協定など、アメリカ側にかなりおもねた内容になっている。しかし、小澤前代表が「アメリカ軍は第7艦隊以外は全廃だ」と発言した途端、西松建設事件という理不尽な業火で焼かれたことを考えると、アメリカから何かの圧力がかかり、ここで再びアメリカの仕掛けた地雷を踏むわけには行かないと判断したと思われる。
気になる「憲法改正」は、「国民の自由闊達な論議を」という表現でお茶を濁している。 しかし、「憲法とは公権力の行使を制限するために主権者が定める根本規範である」 という極めて重要な憲法の定義を明記し、「決して一時の内閣が、その目指すべき社会像やみずからの重視する伝統・価値をうたったり、国民に道徳や義務を課すための規範ではない」としている。
千葉県民が「一時の知事」によって、「道徳や義務」を課されようとしている今、これらの文言は極めて重大。その「一時の知事」は、「逆境力」などという意味深なタイトルの本を出したという。
そんな本を書くヒマがあるのなら、もちっと県政のことを勉強して、県議会でまともな答弁をするくらいの努力をしてほしい。
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