予算委員会 ~物言えば、唇寒し森田知事~
2009/06/30
今日(29日)は予算委員会二日目。
金曜日の予算委員会での答弁でも、森田知事の薄っぺらさがさらけ出された。
例の「それしかねぇんだろ、ハッハッハッ」発言を、民主党花崎議員から問いただされた森田知事、「議会を軽視する気は毛頭ない」と、例によって答弁用紙を棒読みして陳謝したが、「謝ればいいんだろう」という思いが顔にありありと浮かんでおり、本気で謝る気などサラサラないことが、ロッテの今期優勝がまずありえないことと同じくらい はっきりと分かったのだった。
このあと、われらが小宮清子議員が、森田知事の元秘書らを「政策アドバイザー」なるものに起用した件を問いただした。知事は、衆議院時代の秘書や知事選のスタッフを、何の仕事をしているか分からない職につけて、高額の報酬を払っている。国会とのパイプ役とか、挨拶文を作る役だとか言っているが、そんなもの、今も千葉県の「東京事務所」には7人ものスタッフがいて年間1億円もの経費をかけて、国とのパイプ役として動いている。挨拶文など、職員でもできることだし、既に「特別秘書」という方がソバにいるではないか。と言うより、あいさつ文くらい自分で書けば?
これと言って明快な基準のない「政策アドバイザー」なる二人に、それぞれ3万円と2万5千円という破格の日給を払っているのは「大変な税金の無駄遣いではないか、知事の見解を問う」と厳しく迫る小宮さんに、肩を落としてショボショボと答弁者席に下りてきた知事、力のない声でひとこと・・・
「能力をかっています」 ???????
だから、何の能力なのか、と小宮さんは先ほどから聞いているのだが、まるですれ違いメロドラマ。
そして今日、二日目の予算委員会でも森田知事、登壇して、我々を楽しませて(?)くれた。
私の代表質問で、「ウソはつかないで」と中学生議会で中学生が言ったことへの感想を聞かれた知事は、「子どもの意見だと思っています」と切って棄て、翌日新聞でたたかれた。これを今日、民主党の石井議員が取り上げ、「中学生議会を軽視しているのではないか」と糾した。これに対し、森田知事は「決して軽視はしていない。純粋な中学生の意見として、率直に受け止めさせてもらった」という意味の答弁書を読み上げた。自分の頭で考えた意見をしっかりと言う中学生と、人に書いてもらった答弁書を棒読みするしかない知事。こんなことだと、中学生から「知事の意見だと思っています」と、バカにされますぞ。
更にひっくり返ったのが、共産党の丸山議員のとき。
八ッ場ダムの水需給のグラフを持ち出し、「これだけ千葉県は水需給予測を、現状を無視して過大に推計している」と分かりやすく説明する丸山さん。「知事は就任直後に検証したというが、このグラフのような事実を知っていたのか」と聞いた。すると、森田知事は答弁用紙も持たずに登壇、はっきりと「分かっています」と答えたのである。さあ、これを聞いて必殺仕置き人丸山さんが見逃すはずはない。
「それが分かっているのに、なんで八ッ場ダム推進を表明したのか!!!」と阿修羅のごとく噛み付いた。進退窮まった森田知事が固まっていると、お約束の助け舟、担当職員がサッと手をあげ、 知事に成り代わって「必要だと判断したからであります」と答弁したのである。あんたは知事か。
かくのように、森田知事、紙切れを読むか、気のない顔で座っているだけ。たまに自分の言葉で答弁すると、あまりの軽さに自民党議員からも失笑が漏れる始末。
なんで森田知事は自分の頭で答弁できないのか。知事になったばかりで、知らないことも多かろう。だがしかし、とにかく勉強不足、努力不足。ここにデータがある。知事の就任以来の日程を手に入れて、県政をどのくらい勉強しているかを調べた。
担当職員との「政策協議」、すなわち大切な県政のレクチャーであるが、4月6日~6月12日で、合計時間わずか30時間13分。一般企業の研修ならたったの4日分だ。回数は93回、時間が明らかな回を平均すると1回あたり19分55秒にしかならないのだが、10分以内が40回(最短3分)、15分が14回で大半を占める。
私たち議員は議会質問をするときは、1ヶ月前から綿密に下調べをし、担当職員とも1回30分~1時間カンカンガクガクのヒアリングを何度も行い、徹底的に勉強する。しかし、答弁する筆頭ボスがこんなテイタラクでは、議会での議論が深まるわけがない。
あまりにも議会ケーシ、県政ムシである。
あらためて森田知事のひどさが日々浮き彫りになっている県議会だが、歯の浮くようなお追従を言う議員も後を絶たない。議員それぞれの素質も浮き彫りになっている6月県議会である。
金曜日の予算委員会での答弁でも、森田知事の薄っぺらさがさらけ出された。
例の「それしかねぇんだろ、ハッハッハッ」発言を、民主党花崎議員から問いただされた森田知事、「議会を軽視する気は毛頭ない」と、例によって答弁用紙を棒読みして陳謝したが、「謝ればいいんだろう」という思いが顔にありありと浮かんでおり、本気で謝る気などサラサラないことが、ロッテの今期優勝がまずありえないことと同じくらい はっきりと分かったのだった。
このあと、われらが小宮清子議員が、森田知事の元秘書らを「政策アドバイザー」なるものに起用した件を問いただした。知事は、衆議院時代の秘書や知事選のスタッフを、何の仕事をしているか分からない職につけて、高額の報酬を払っている。国会とのパイプ役とか、挨拶文を作る役だとか言っているが、そんなもの、今も千葉県の「東京事務所」には7人ものスタッフがいて年間1億円もの経費をかけて、国とのパイプ役として動いている。挨拶文など、職員でもできることだし、既に「特別秘書」という方がソバにいるではないか。と言うより、あいさつ文くらい自分で書けば?
これと言って明快な基準のない「政策アドバイザー」なる二人に、それぞれ3万円と2万5千円という破格の日給を払っているのは「大変な税金の無駄遣いではないか、知事の見解を問う」と厳しく迫る小宮さんに、肩を落としてショボショボと答弁者席に下りてきた知事、力のない声でひとこと・・・
「能力をかっています」 ???????
だから、何の能力なのか、と小宮さんは先ほどから聞いているのだが、まるですれ違いメロドラマ。
そして今日、二日目の予算委員会でも森田知事、登壇して、我々を楽しませて(?)くれた。
私の代表質問で、「ウソはつかないで」と中学生議会で中学生が言ったことへの感想を聞かれた知事は、「子どもの意見だと思っています」と切って棄て、翌日新聞でたたかれた。これを今日、民主党の石井議員が取り上げ、「中学生議会を軽視しているのではないか」と糾した。これに対し、森田知事は「決して軽視はしていない。純粋な中学生の意見として、率直に受け止めさせてもらった」という意味の答弁書を読み上げた。自分の頭で考えた意見をしっかりと言う中学生と、人に書いてもらった答弁書を棒読みするしかない知事。こんなことだと、中学生から「知事の意見だと思っています」と、バカにされますぞ。
更にひっくり返ったのが、共産党の丸山議員のとき。
八ッ場ダムの水需給のグラフを持ち出し、「これだけ千葉県は水需給予測を、現状を無視して過大に推計している」と分かりやすく説明する丸山さん。「知事は就任直後に検証したというが、このグラフのような事実を知っていたのか」と聞いた。すると、森田知事は答弁用紙も持たずに登壇、はっきりと「分かっています」と答えたのである。さあ、これを聞いて必殺仕置き人丸山さんが見逃すはずはない。
「それが分かっているのに、なんで八ッ場ダム推進を表明したのか!!!」と阿修羅のごとく噛み付いた。進退窮まった森田知事が固まっていると、お約束の助け舟、担当職員がサッと手をあげ、 知事に成り代わって「必要だと判断したからであります」と答弁したのである。あんたは知事か。
かくのように、森田知事、紙切れを読むか、気のない顔で座っているだけ。たまに自分の言葉で答弁すると、あまりの軽さに自民党議員からも失笑が漏れる始末。
なんで森田知事は自分の頭で答弁できないのか。知事になったばかりで、知らないことも多かろう。だがしかし、とにかく勉強不足、努力不足。ここにデータがある。知事の就任以来の日程を手に入れて、県政をどのくらい勉強しているかを調べた。
担当職員との「政策協議」、すなわち大切な県政のレクチャーであるが、4月6日~6月12日で、合計時間わずか30時間13分。一般企業の研修ならたったの4日分だ。回数は93回、時間が明らかな回を平均すると1回あたり19分55秒にしかならないのだが、10分以内が40回(最短3分)、15分が14回で大半を占める。
私たち議員は議会質問をするときは、1ヶ月前から綿密に下調べをし、担当職員とも1回30分~1時間カンカンガクガクのヒアリングを何度も行い、徹底的に勉強する。しかし、答弁する筆頭ボスがこんなテイタラクでは、議会での議論が深まるわけがない。
あまりにも議会ケーシ、県政ムシである。
あらためて森田知事のひどさが日々浮き彫りになっている県議会だが、歯の浮くようなお追従を言う議員も後を絶たない。議員それぞれの素質も浮き彫りになっている6月県議会である。
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