市議選、反省しきり…
土日返上、さくらネット事務所フル回転
・志津小学校、 ・臼井中学校・下志津小学校、 ・上志津中学校
・根郷中学校、 ・和田小学校、 ・弥富小学校
さくらネット総会、気分ソーカイ!
毎日があっという間に過ぎていく。
昨日(2月10日)から2月議会が始まった。私にとって最後の県議会。
しかも代表質問を控えている。この1カ月間、質問準備やヒアリングでたびたび議会棟に来ているが、あんのじょう、ほとんど他の議員の姿を見かけることはなかった。
皆さん、ご自分の選挙を控えて議会どころではないのだろう。
私も議会はともかく、ブログ更新がすっかり滞り、反省している。
この1週間はさくらネットの選挙準備と議会質問準備に明け暮れた。ちょこっと、他の選挙区へ遠出し、目をつけた人物に県議選出馬を促したり、余計なこともしでかしてはいるが… 無風選挙だけは避けたいなぁ。
2月5日にはさくらネットの総会。
千葉市緑区で市議・県議が離脱した件が新聞で報じられ、一部の会員の方が心配してくださったが、新聞が報じない「経緯」を正確にきちんと説明し、みなさんに即刻納得していただいた。「真実」は強い。
総会では統一地方選の候補者5人が紹介され、承認を得た。
県議に挑戦する入江さん、現職市議の五十嵐・伊藤さん、新・旧人のひろみさん、そして期待の新人おおばひろこさんがそれぞれ決意を語ったが、おおばさんの新人らしからぬ堂々としたスピーチが印象的だった。
結構お茶目な人物で、立候補を決意した理由はもちろん市民の目線で政治を変えていきたいということだが、加えて「好奇心」も理由のひとつにあげた。
好奇心大歓迎! 好奇心こそが世界を変える!
左から、入江(県)、伊藤(市)、五十嵐(市)、大野(市)、おおば(市)
総会後は保坂展人さんを講師に招いての学習会「八ツ場ダムはなぜ止まらないのか」。
驚いたことに、総会終了後、会場のドアを開けたとたん、怒涛のように人が入ってきた!20~30人来ればいいかな、などと思っていたのになんと60人近くが来てくださった。ほとんどが初めての顔。
この1週間、佐倉市内に政索カ―を走らせ、私の吹き込んだテープを流してこの学習会のことをお知らせしたのと、政策カ―に乗りこんだチラシ配り隊ががんばったのと、両方が功を奏し、大変な盛況となった。
とりわけ、八ツ場ダムが完成すると、なんやかんやで佐倉市の水道料金が1.5倍に値上げされることが皆さんの興味と関心を引き、保坂さんのお話しのあとの質疑応答でもここに話題が集中した。
結局、不必要なダムから撤退することを首長が決断すればいいことだと、そこに話が落ち着いたのだが、ダムそのものも完全中止にもっていかなくてはならない。
入江さんが佐倉市の水道料金と八ツ場ダムの関係をしっかりと説明し、会場からは拍手。また、保坂さんの話も、この日上映されたDVDの映像とあいまって、八ツ場ダムをめぐる数々の隠された真実を暴きだし、大変好評だった。
さくらネット、幸先良し。
人生何が起きるか分からない! 第2のステージへ
2月県議会の代表質問が迫っているからその準備。
加えて総合選対長の仕事が生半可じゃない。県議と現職市議2人。
リーフ、チラシ、公選はがき、ポスターと次々目の回る忙しさだ。
それに今度は新人市議がひとり増えた。
期待の新人、佐倉地区からおおばひろこさん!
長年、子どもステーション(旧親子劇場)を舞台に活躍してきた人物で、昔からネットの会員として応援してきてくれていた。ロックソーラン大好き人間、とても陽気で器の大きい女性だ。
さらに、とんでもないことが起きた。
私が今度は佐倉市議として臼井地区から出馬することになったのだ…
ネットは「ステージごとに原則2期ローテーション」がルールである。
だから、入江さんは市議2期を終えて県議へ、というのは誰もが何の疑問もなくすんなりと理解できた。
ところが、昨年、地域の支援者の方から「大野さん、今度は市議に出ればいいじゃない」と言われ、虚を衝かれた気持ちになり少々うろたえた。
そうか、わたしはいきなり県議になったのだから、ステージが違う市議になってもルールどうりなんだ。「市議も県議も上下はないでしょ。ネットらしくて面白いわよ」と熱心に言うその方の考え方に妙に感心してしまってその時は終わった。
ところがである。年も明け、選挙が迫る中、最後まで候補者が決まらない臼井地区に私を出せばどうかという声がネット内にも起きてきた。ネットはこれまで4人の市議を出してきたのだから、4番目の席はなんとしても確保したい。
いろいろ大変なことが予想され、頭の中では「うけるんじゃない、やめとけ!」という声が響き渡ってはいるのだが、市民ネットワークの代理人運動を後退させたくないという思いが勝って、とうとう引き受けてしまった。
引き受けたからにはがんばるしかない。
しかし、予想以上に… 恥ずかしいのだ!!!
なんたって候補予定者の前に「新人」とつくのだから…
県ネットのメーリングリストに出た追加公認の候補予定者リストに「新人・大野ひろみ」とあるのを見たよそのネットの人から、「珍しいことがあるんだぁ! 同姓同名なんですね」むむむ。
本人なんですけど…
さて、1月29日(土)は県ネットの総会と新年交流会が行われた。
その席でも、新人として紹介され壇上に立たねばならない。
参加者からは「とうのたった新人だなぁ」などとおちょくられるし。
やだ、やだ。
写真は現職議員が壇上にあがって記念撮影。来年はこの壇からこぼれるくらい大勢の議員を出すぞー!

現職の市議&県議
新年交流会に来て下さった福嶋みずほさんと。隣は佐倉市議五十嵐ともみ。

福島みずほさんと五十嵐ともみ(佐倉市議)
女と男と、そして性的少数者
10月21日
午前10時から始まる「生活クラブとの協議会」を、10時半始まりと勘違い。
30分遅刻する。このところ、重要な行事を1日間違ったり、中止になった会合にノコノコ出かける。手帳の管理がなっていない自分に腹立たしい。
午後1時半に県庁総合企画部に行き、千葉県が進める第3次男女共同参画計画「骨子」があまりにも後退した内容なので、市民ネットワーク千葉県として知事に「申し入れ書」を提出。
実は千葉県の男女共同参画計画は、沼田知事時代の第1次が一番リベラルだ。当時成立したばかりの国の男女共同参画社会基本法の良い洗礼を受けている。
堂本知事の第2次計画は、最大会派自民党によってトーンダウンさせられた。そして今回の森田知事による大惨事、いえ、第3次計画は、千葉県の男女平等を打ち砕いてしまった。
大惨事、いえ、第3次計画の骨子からは「男女平等」という文言が完璧に削られている。
「男女共同参画」という言葉は少々危ない。男女不平等であっても、男女共同参画はあり得るのだ。「女性の皆さん、男女平等ではないけれど、女性だって参加していいんですよ」、そう、森田知事は危険な罠をしかけているように見える。
このあと、県ネットに戻り、世田谷区議上川あやさんの学習会に参加する。性同一性障害という非常に深刻な生来の器質を抱えて苦しんできた当事者である上川さん。6年前にもネットでお呼びして、当時県ネットが開いた講演会すべての中でベスト3に入る内容だと大評判になった方だ。
親にも言えない悩みとして、心と体の「性」の不一致に悩みながら、上川さんは政治を変えなければ大勢の同じ悩みを抱えた人々を救えないと考え、一大決心の末、「性同一性障害」であることをカミングアウトして世田谷区議に立候補。見事当選。
そして、2003年「性同一性障害特例法」制定。性別の変更が可能になった。性的少数者に焦点をあてた立法は日本で初めてだ。その後も上川さんは精力的に議会活動をこなし、世田谷区の教育委員会をも動かしている。
世田谷区の10年プランの中で「性的少数者の理解促進」が明記され、学校では「性の多様性とその尊厳の大切さを指導する」というのだから、上川さんが議員になったことで着実に成果が表れ始めている。
千葉県では性の多様性どころか、生物多様性さえも危ない状況だ。
男と女の二つの性しか認めない社会では、そのはざまで苦しんでいる人々を差別し排除する。そして更に、男と女の二つの性をも差別し、一方の性を排除しようとするのだ。究極の男女平等社会は、あらゆる性が平等に扱われる社会だと痛感した。